HD DVDブルーレーザーポインター製作記

東芝、HD DVD事業撤退の影響でXbox360用のHD DVDプレーヤーが安くなっています。
定価2万円から5千円にまで値下がりしている状況。
読み取りに使用するレーザーはBlu-rayと同じ規格で405nm青紫色半導体レーザーを用いることになっています。
つまり5千円でブルー(青紫)レーザーが手に入るということですね。

2008年3月5日

AmazonよりHD DVDプレーヤー購入。

1台じゃないよ
5台

買いすぎたかも・・・(笑。
さて、中を開けてみましょう。

付属品
本体

結構付属品がありますね。
ちなみにパソコンとUSB接続で書き込み型DVDドライブになります。
こう考えると5千円じゃ安くて安くて仕方が無い。

2008年3月6日

さっそく分解。

ドライブ
ピックアップ部

結構しっかりしている作りです。
頑張って分解しましょう。

ピックアップ裏
光らせる

最終的にピックアップ(読み取り部)を取り出すまで分解していきます。
DVDとHD DVD対応のドライブのため赤色と青紫色レーザーが入っています。
3本足のレーザーダイオードが青紫、4本足が赤のようです。

秋月レーザー
光らせる

秋月電子で売られている500円レーザーをハウジングにしましょう。
万力やラジオペンチをうまく活用して、レーザーユニットのレーザーダイオードを交換します。
赤色レーザーユニットのレーザーを交換して、レンズなどをそのままに青紫レーザーユニットにしてしまおうということです。
ちなみに、取り出した青紫レーザーのピン配置は、ケースグラウンドピンを手前にして、グラウンド以外のピンが電源です。
右がプラス、左がマイナスとなっています。
点灯させるには結構電圧が必要で、自分がテストした限りだと4V付近から光り始めます。
この青紫色レーザーは180~200mA以上流すと壊れます。
(150mAほどが限界かと思います。)
電流計でモニタリングしましょう。
ちなみに赤色は50mAほどで出力が弱くなりました。

秋月レーザー
ワッシャー

秋月のハウジングと相性が悪いのか、そのままだとレーザーポインターとなりません。
0.5mm~1mmほど、レーザーダイオードへレンズを近づける必要があるようです。
そこでワッシャーを削って、適当なスペーサを製作しました。
これをレンズの前に入れればレーザーポインター化が可能です。

レーザー
回路テスト

今回はレーザーポインターとして使えるように懐中電灯への組み込みを考えています。
ついては連続点灯に耐えうる設計が必要になります。
とりあえずレーザーユニットには放熱板とサーミスタを付けました。
熱が上がった場合に備えて、適当なリミット回路を組みます。
そのためにサーミスタは忘れずに付けます。
回路は単純。サーミスタの出力をトランジスタで増幅し、基準電圧とコンパレータで比較。
一定以上の出力になったら(温度が上がったら)、レーザーに流れる電流を制限。
回路図は以下のとおり。

回路図

LM358(コンパレータ)の3番ピンには分圧抵抗を利用し、4Vの電圧がかかっています。
2番ピンはサーミスタの出力が増幅された結果で、温度が上がるにつれ電圧も上がります。
室温では2.6V、管理人の体温では3.8Vとなりました(笑。
そして、基準の4Vを越すとコンパレータが動作し、1番ピンに繋がるトランジスタがオフになります。

つまり、トランジスタと並列に接続されている10Ωの抵抗がアクティブになるわけです。
温度が低い場合は2Ωの抵抗で動作。電流は多く流れます。
温度が上昇したときに10Ω加算、つまり12Ωで動作するわけです。電流は少なくなります。
LM358の電源ピンは繋ぎ忘れないように。
調整したい場合は、適当に抵抗値を変えると調整できます。
C1815の最大コレクタ電流は150mAなのでそれ以下になるようにしてください。
まあ、家にある部品で即席に組んだものなのでカナリ適当なんですが(笑。

さて、実用性を考えると懐中電灯に組み込むのが最適です。

フラッシュライト
LED取り外し

家にあった東芝の1W-LEDライト(BK-2323)に組み込んでみます。
これはカメラ用のリチウム(CR-123A)が2本入っていて6Vの電源が取れます。
電圧が必要な青紫色レーザーに最適ですね。
LEDとドライブ回路は外してしまいます。

レーザー駆動回路
組み込み

うまく駆動回路をコンパクトにまとめます。
空中配線が基本(笑。

完成の図
ぷりずむ

無事完成!
駆動回路をコンパクトにするところでしょうか。一番気を使います。
とりあえず動作しているようです。
カメラでは微妙に色が違いますが、紫っぽい青に見えます。
(当てる物によっても見え方は違いますが)

ぐるぐる
がちゃがちゃきゅ~っと

暗いところで振り回すとキレイです。
レーザー光には触れると少し暖かいぐらいでしょうか。
結構な出力が出ているのではないかと思います。
絶対に目に向けないよう注意しましょう。


追記

掲示板よりアドバイスいただきました
LM317(可変電圧レギュレータ)を使用したドライブ回路のようです。
DIY Homemade laser diode driver

自分が製作した回路よりも簡単です(笑。
是非試されてはいかがでしょう。

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