秋月電子通商で販売されているGPSレシーバーモジュールを試してみました。

5000円以下で販売されている激安モジュールですが感度等はどうなのでしょう。
実際に試してみます。


Position社製とのこと。
GPSモジュールの注意書きで、感度向上のためモジュールの周りにGNDとして銅テープなどを貼るとあります。
今回は手元にあった100mm角の片面カット基板を使用します。
サンハヤトの「銅張積層板(カット基板)31」です。
裏には定電圧回路(3端子レギュレータ)とバックアップ用電池をつけています。

RS232のレベルコンバータICが同封されているのでパソコンとシリアルで接続することができます。
秋月GPSの出力はシリアルですがTTLレベル(5V)なのでRS232レベル(12V)に電圧を変換しないとパソコンと接続できません。
上記の構成でどれほどの感度なのか野外で実験してみます。


車に乗せて実験中。
付属ソフト(GPSVP)にて取得した座標データをGoogle Earthに入力し、地図(衛星写真)と照らし合わせています。
インターネット回線はイーモバイルを使って接続しています。

・拡大画像(jpeg)
これがスクリーンショットです。
数百mあるようなズレですねこれは(笑。
しかし、スピード、時刻は正確に取得できました。
本来の用途はGPSですが、GPSとしての使用はちょっと思いとどまりますね。
詳しく調べていないので、設定等が必要なのかもしれないですけど。
(大体同じ方向に同じ程度ずれることから)
個人的な案としては、GPS時計がいいかもしれません。
正確な時刻(UTC)と大まかな位置が把握できれば、世界中どこでも使える電波時計ならぬ”GPS時計”ができそうです。
日本の位置ではUTCに8時間をプラスすると日本時間になります。
位置によって自動的に加算する処理をマイコンで行うだけでいいかと思われます。
・追記
調べたところ、どうも測地系の設定が違うようです。
GoogleMapsやGoogleEarthの測地系はWGS84(世界測地系)とのこと。
これに体し、秋月GPSはデフォルトでTOKYO Mean solutionと日本測地系を使用していると思われます。
両者は約400mほどの誤差があるとのことなので、以上のことが原因と思われます。
秋月GPSモジュールは測地系の設定をしてから動かせば大きな誤差は出ないということになりますね。
データを見る限り「$PSRF106,21*0F<CR><LF>」とデータを送信すればWGS84をデフォルトに出来るとのこと。
近いうちに、測位系を変更した上で野外動作テストをしたいと思います。
・USB接続にあたって
シリアル-USB変換ケーブルでは場所をとるというか、取り回しが面倒なので以下、メモ。
組み込み変換モジュール。
・秋月電子「FT232RL USBシリアル変換モジュール 」
・ストロベリーリナックス「FT232RX」
どちらも1000円前後で買えるもので、TTLレベルの通信とのことなので、レベルコンバータICが必要なし=直結可能。
上記の試作した回路では、
GPS(TTL)→コンバータIC(RS232)→RS232-USB変換ケーブル(USB)→パソコン
という構成にて実験してましたが、モジュールを付けてしまえばUSBでお手軽。
電源もUSBコネクターからとれるし。

秋月電子で販売されているUSB - シリアル変換モジュールを取り付けた結果です。
なおGPSの電源に関しては変換モジュール出力の3.3Vで駆動出来るので便利です。
(USBバスパワーだけで駆動できてしまうため、バックアップ用電池しか必要ありません)
GPSVPよりコマンドを送信し、測位系を変更した上で測定したところ結構な精度で座標を取得できました。
ベランダでの測定で、家の隣の道路を指すかんじです。
さすがに座標的な意味で公開できないので(笑)、近いうちに別の場所で測定した結果を公開します。
用事があり東京まで出ていたのでついでに測定。
まあ、記憶にも新しい秋葉原の某事件が起こった日ですけれども。
秋葉原も見てきましたが警察ばかりで凄かったですよ。

ついでなので某所にてストロベリーリナックスのGPSと比較してきました。


・拡大画像(秋月電子GPS)
・拡大画像(ストロベリーリナックスGPS)
若干、秋月電子のGPSが感度がいいようです。
シールド板のせいかもしれませんが。
ストロベリーリナックスGPSは下にシールド板をつけていないので感度が下がっていると思われます。
まあ、両方とも結構実用的な値となっているので良しとしましょう。