カメラPC端子(シンクロ接点)

一般的に一眼レフなどに搭載されているフラッシュと同期を取るためのフラッシュコネクタについての話です。

様々な言い方があり、シンクロターミナル、シンクロ接点、シンクロ端子、PCターミナル、PCコネクタ、PCソケットなどとも言われているようです。

もともとは1950年代に「プロンター(Prontor)」と「コンパー(Compur)」というカメラ用シャッターのブランドがあり、そこで共通で使われていた端子のようです。

そのため、Prontor-Compur、PCなどと言われているようです。

国内では、カメラの説明書などを見ても、シンクロターミナルという表記が多く見られるとは思います。

 

カメラ・フラッシュ内部回路

カメラ・フラッシュ間の電気的接続に関しては、ISO 10330にて制定されているようです。

ISOの文書に関しては有料でダウンロードすることができます。

しかし、かなり高額なものになるので、引き続きインターネットで調査をした結果、以下のような情報が集まりました。

 

 

こちらのPDFがかなり詳しく、Canonのカメラを分解して調査した資料のようです。

具体的には、シンクロ接点内部にはトライアック(サイリスタ)が入っているようで、フラッシュのトリガー駆動のためにGNDに落とされるようです。

ホットシューではトライアックではなく、MOSFETが使用されているようで、オープンドレインの端子になっているようです。

Nikonのサイトを確認すると、マイナスまたは250Vを超える電圧を使用しないでくださいとあります。

基本的には、サイリスタ、MOSFET両対応の回路として組むと、シンクロ接点を活用できそうな気がします。

 

ISO 10330のサンプルPDFから読み取れた情報には、端子の電圧はDC24Vを超えてはならず、カメラ側のシンクロ接点には最大100mA、各フラッシュユニットは最大30mAの電流とあります。

フラッシュユニット側では、10usecの時間、1.6V程度まで電圧が下げられていればフラッシュの発光。カメラ側は1.5V以下に維持する電子スイッチを備える必要がある。

とすると、カメラ側にはトライアック、サイリスタ、MOSFETなどでオープンドレインの構造になっていれば良いということでしょう。

 

フラッシュユニット側として何らかの装置をつくる場合には、24V以下(5V程度?)の電源でシンクロ接点をプルアップし、電圧を監視、LOWになった時点がシャッターが押されたものとしてトリガー可能になるでしょう。

しかし、この際、カメラ側がトライアックやサイリスタを内蔵している場合、保持電流以上の電流を流しているとターンオフできない場合も出てくると思われます。

フラッシュであれば発光後にはターンオフ可能になると思われますが、単純なプルアップをする際には大きめの値の抵抗でプルアップしたほうが良いと思われます。

 

接続方法

シンクロコード(シンクロケーブル)を使用します。

ホットシューアダプターでシンクロ接点を取り出すこともできるので、シンクロ接点が無いカメラでもホットシューアダプターを用いれば出力可能です。