APC NetBotz
1999年に設立された「NetBotz Inc.」が販売している環境監視アプライアンスについてのメモです。
2005年にAmerican Power Conversion Corporation(APC)に買収され、その後2007年にSchneider Electric傘下となっています。
APC NetBotzブランドとして現在も残っています。
Sensorsポート
以下のようなセンサーが接続可能です。
- APC Temperature Sensor「AP9335T」
- APC Temperature & Humidity Sensor「AP9335TH」
- NetBotz Spot Fluid Sensor「NBES0301」
- NetBotz Door Switch Sensor for Rooms or 3rd Party Racks「NBES0302」
- NetBotz Door Switch Sensor (2) for an APC Rack「NBES0303」
- NetBotz Dry Contact Cable「NBES0304」
- NetBotz 0-5V Cable「NBES0305」
- NetBotz Vibration Sensor「NBES0306」
- NetBotz Smoke Sensor「NBES0307」
上記センサーのうち一部(AP9335T / AP9335TH)はUPSでも使用可能。
- https://pinoutguide.com/UPS/ap_netbotz_pinout.shtml
- https://pinoutguide.com/UPS/apc_netbotz_temp_pinout.shtml
- https://pinoutguide.com/Electronics/rackbotz_303_pinout.shtml
- https://www.youtube.com/watch?v=WA9zA67RpIY
- https://www.youtube.com/watch?v=wthw2hVN5r4
ピンアサイン等は先人による解析結果がネットに上がっています。
が、一部間違っています!!!(電源が逆!!!)
私の解析結果は以下の通りです。
NetBotz - Sensorsポート - ピンアサイン
以下、ピン番号についてはRJ45コネクタ側の番号。
| 番号 | 名前 | 色 | 概要 |
|---|---|---|---|
| 1 | GND | 黒 | GND |
| 2 | N.C. | 何も繋がっていません | |
| 3 | Type | 茶 | GNDに対するプルダウン抵抗でセンサー種別判定 |
| 4 | N.C. | 何も繋がっていません | |
| 5 | SHIELD | 何も繋がっていないが、シールド接続に使用? UPSではコンデンサ経由でGNDへ。 | |
| 6 | VCC | 赤 | 5V電源線 |
| 7 | Temp | 緑 | VCCに対するサーミスタの接続 |
| 8 | Hum | 橙 | 湿度センサー出力、周波数出力 |
AP9335TH では、3番ピンは 1.37kΩ±1% の抵抗(EIA-96:14B)が使用されています。
また、湿度センサーは抵抗式のものを使用していて、オペアンプ(MCP601)で発振回路が組まれています。
代替として手に入りやすいのは、HR202Lですかね?
Dry Contact I/Oアクセサリ等、Universal I/Oポートに関連するものは、 APC UPS ページをご覧ください。
A-Linkポート
APC独自のCAN(Controller Area Network)バスとなっています。
終端抵抗となるターミネータプラグが付属していて、使用時には末端に差し込んで使用します。
- NetBotz Rack Sensor Pod 150 : センサー・ポッド「NBPD0150」
- LCD Digital Temperature & Humidity Sensor「AP9520TH」
- LCD Digital Temperature Sensor「AP9520T」
などが接続可能。
Beaconポート
異変を知らせるAlarm Beacon「AP9324」接続用のポート。
