APC UPS
1981年に設立されたAmerican Power Conversion Corporation(APC)の無停電電源装置(UPS)についてのメモです。
2007年にSchneider Electric傘下となり、「APC」はブランドとして残っています。
Yahoo!オークション等でバッテリーのヘタった安価な中古が出回っているので、バッテリーだけ交換すれば長く使えます。
しかし、本体中の電解コンデンサ等も寿命があることに注意が必要です。
APC Smart-UPS ラック型
- SMT750RMJ1U(Smart-UPS 750)コンセント4口 有効電力525Wまで
- SMT1K2RJ1U(Smart-UPS 1200)コンセント4口(2+2)有効電力1000Wまで
- SMT1500RMJ2U(Smart-UPS 1500)コンセント6口(3+3)有効電力1200Wまで
SMT1500RMJ2Uを買うことが多いです。
APC Smart-UPS タワー型
- SMT500J(Smart-UPS 500)コンセント6口(3+3)有効電力360Wまで
- SMT750J(Smart-UPS 750)コンセント6口(3+3)有効電力500Wまで
- SMT1000J(Smart-UPS 1000)コンセント8口(4+4)有効電力670Wまで
- SMT1500J(Smart-UPS 1500)コンセント8口(4+4)有効電力980Wまで
SMT500J, SMT750J, SMT1000Jは冷却ファン非搭載。自然空冷。SMT1500J~ ファン搭載。
ファン非搭載のSMT1000Jを買うことが多いです。
運用メモ
痛い目を見たので要確認。
Outlet Group1 に繋がっている機器について、コンセントの電圧変動で復帰しない場合があるので必ず設定をしておく。
- Smart-UPS LCD SMTシリーズ 復電後にOutlet Grop1が出力を再開しない
- https://x.com/YuukiJapanTech/status/1797194479881093454
APC Smart-UPS On-Line (APC Smart-UPS SRT/RT)
常時インバータ給電(オンライン)方式なので高価です。
中古ではなかなか出回りません。
バッテリーとの切り替えが無く、瞬断が無いため、デリケートな機器に良いでしょう。
拡張バッテリーを接続できるのが良いところですね。
交換用バッテリーについて
合うバッテリーについてメモしておきます。
- SMT1500RMJ2U(12V 9Ah 鉛蓄電池 4個 PXL12090他)完全密封型鉛蓄電池 12V9Ah WP1236W 4個
SmartSlot
拡張カードを刺せる「SmartSlot」が搭載されています。
現行品
- AP9644 Network Management Card 4(USB Host2個、Modbus1個とUniversal I/Oポート1個を増設・コンソールはMicroUSB)
- AP9640 Network Management Card 3(コンソールはMicroUSB)
- AP9641 Network Management Card 3 EM(USB Host2個、Universal I/Oポート2個を増設・コンソールはMicroUSB)
- AP9620 Legacy Communication Card(USBとシリアルポートを増設)
- AP9614 Relay I/O Card 3(GPIOとUniversal I/Oポート2個を増設・コンソールはMicroUSB)
以下は販売終了
- AP9630 Network Management Card 2(コンソールはTRS 2.5mm)
- AP9631 Network Management Card 2 EM(USB Host2個、Universal I/Oポート2個を増設・コンソールはTRS 2.5mm)
- AP9635 Network Management Card 2 EM(USB Host2個、Modbus1個とModem1個、Universal I/Oポート1個を増設・コンソールはTRS 2.5mm)
- AP9643 Network Management Card 3 EM(USB Host2個、Modbus1個とUniversal I/Oポート1個を増設・コンソールはMicroUSB)
- AP9613 Dry Contact I/O SmartSlot Card(GPIOとUniversal I/Oポート2個を増設・コンソールはMiniUSB)
Network Management Card 2系は中古で安価に出回っています。
AP9617 / AP9619, AP9607他、初代のNetwork Management Cardは前世代までの対応になるので中古で入手する際は注意。
左右の縦長の切り欠きが無いか、右の切り欠きの高さが低いものが旧世代向けのもの。
Network Management Card 2系コンソールケーブル TRS 2.5mm(AP9630 / AP9631 / AP9635)
シリアルコンソールケーブルとして「940-0299」が付属しています。
片方がD-Sub9ピンで、もう片方が2.5mmのTRSプラグとなっている専用ケーブルです。
中古でカード単体で購入した場合に、ケーブルが付属しておらず、IP設定ができない場合があります。
以下のようにピンアサインは判明しています。
- https://pinoutguide.com/UPS/apc_management_card_pinout.shtml
- https://pbxbook.com/other/apcipadd.html
- https://www.tomsword.com/weblog/make-your-own-serial-cable-attached-to-apc-network-management-card-2/
- https://jamfunk.jp/wp/works/svtools/console/
部品を調達してケーブルを作るか、互換品のシリアルコンソールケーブルを調達しておくと設定がスムーズに進みます。
Universal I/Oポート
Network Management CardでUniversal I/Oポートが搭載されているものは、以下のようなセンサーが接続可能です。
- APC Temperature Sensor「AP9335T」
- APC Temperature & Humidity Sensor「AP9335TH」
- Dry Contact I/Oアクセサリ「AP9810」
上記センサーのうち一部(AP9335T / AP9335TH)は NetBotzでも使用可能 。
つまりピンアサインの想像はつきます。
センサー(AP9335T / AP9335TH)の詳細については APC NetBotz ページをご覧ください。
Dry Contact I/OアクセサリはUniversal I/Oポート経由でI/Oを追加するもので、IO数は少ないもののAP9613やAP9614の代わりになります。
APC - Universal I/Oポート - ピンアサイン
以下、ピン番号についてはRJ45コネクタ側の番号。
| 番号 | 名前 | 概要 |
|---|---|---|
| 1 | GND | GND |
| 2 | VCC 24V | 24V電源線 |
| 3 | Type | GNDに対するプルダウン抵抗でアクセサリ種別判定 |
| 4 | Relay | コイル経由で電源に接続されていて、GNDに落とすとリレーが駆動される |
| 5 | SHIELD | シールド接続用?(NMC2側でフレームに落ちていて、コンデンサ経由でGNDへ) |
| 6 | VCC 5V | 5V電源線 |
| 7 | ANALOG | 2個の接点入力状態で抵抗分圧が変化、1.9 - 5Vの間で電圧変動(負荷無しの場合)。 |
| 8 | N.C. | 何も繋がっていません |
Dry Contact I/Oアクセサリ(AP9810)の解析結果です。
AP9810では、3番ピンは 8.66kΩ±1% の抵抗(EIA-96:91B)が使用されています。
7番ピンに関しては、2つの入力を抵抗分圧を使用して、アナログ電圧で伝えるためのピンのようです。
温度センサー(AP9335T / AP9335TH)の読み取りにも対応するために、Network Management Card 2側で12kΩのプルダウンが入っています。
そのため、接点入力の際に実際に出てくる電圧は、入力インピーダンス12kΩを考慮した結果(GND側の抵抗値が下がるため、電圧も低下)になるとは思われます。
