エンジン式ポータブル水鉄砲製作記(1号機)
エンジンポンプで動くポータブル水鉄砲を作ってみました。
そもそも事の発端はこれです。
水鉄砲という概念に引っかかればOKらしいので、余っているエンジンポンプを使って水鉄砲を作りたいと思います。
といっても、水のタンクをポンプにつなげて、ノズルを付けただけなのですぐに完成します。
ノズル・接続部品の調達
よくある2サイクルエンジンの1インチエンジンポンプが倉庫に転がっていました。
これを流用して、というかそのまま使用して、水鉄砲を作ります。
接続パーツが無いので調達します。
ここで言っている1インチとは、接続部分の太さのことです。
ネジ部分の内径が1インチ(約25mm)なので、サクションホースも25mmのものを使用しました。
どちらもホームセンターで容易に入手できます。固定のためのホースバンドも忘れずに。
PA-007ではなく、PA-011(ワンタッチカップリング)を使用するとホースの付替えが楽になります。
25mmホース用の散水ノズルも売っていたため買ってきました。
ノズル部分の回し具合で、水を止めることから、ストレート・シャワーなど水形も切り替え出来ます。
ポリタンクとホースの接続方法
これが大変です。
よくある水用の白色ポリタンクと25mmホースを接続したいのです。
プラコック付きのタンクはよく売っています。
ただ、コックにはホースをつなげることは出来ません。
調べると、キャップを改造してバルブやホースニップルを取り付けている人がいます。
こちらは、ホースに力が加わった際の破損・水漏れが心配です。
しらみつぶしに調べた結果、コダマ樹脂工業株式会社のタマローリー(大型ポリタンク)シリーズがヒットしました。
小型ポリタンクと同様のネジソケットを使用しているようです。
つまり、タマローリーのオプション部品を使用することによって、ポリタンクに配管のネジ接続が可能になります。
必要になるのは、JP-4014 1インチ ソケットです。
ポリタンクの50mmと、25mmを変換するソケットになっており、25mmのホースジョイントがそのまま取り付け出来ます。
しかし、小型ポリタンクのネジ部分の高さが低いため、ソケットを少し削るか、中のパッキンの厚みを増やさないといけません。
ソケットの加工
旋盤に取り付けて削り込みます。
1cmほどでしょうか。短くなりました。
ソケットとワンタッチカップリングの接続です。完璧に繋がります。
これでポリタンクにワンタッチカップリングが取り付け出来、そこにホースを接続することが出来ます。
ポリタンクとホースの接続は色々と応用が効くのではないでしょうか?
もちろん、バルブなどの取り付けも可能かと思われます。
動画
製作結果はこちらの動画をご覧ください。
参考リンク
- https://twitter.com/degochiyakuri/status/1288771509264068608
- https://twitter.com/pcjpnet/status/1299293147453825026
- https://twitter.com/degochiyakuri/status/1301533986699661312
20/09/03 追記: 優勝しました!